逡巡のとりどり@京都


by anzu-ruyori
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ガザ通信とパレスチナの人たちのこと

ガザ通信』出版されます。連日届いていた、ガザからのメールが 本になります。

「ガザ通信」
著者:サイード・アブデルワーヘド
翻訳:岡 真理&TUP
写真:志葉 玲
発行:青土社定価:1800円(税別)

2009年4月1日発行の予定です。

写真の志葉 玲さんは、「たたかうジャーナリスト」です。
先日、講演をききました。

志葉さんは、1月末から2月のはじめに ガザに入り、取材をされていました。
ガザで、宿泊していた家族の、19才の娘さんの言葉が印象的でした。
絵が上手な彼女と志葉さんの会話

「将来は 画家になるのかい?」
「ここで必要なのは、医者。だから 私は医者になる。
でも、もしかしたら、シャヒード(殉教者)になるかもね。」


岡真里さんは、
「このような出来事のあとで、なおガザの人々は人間の善性を信じることができるだろうか。
彼らは許すことができるのだろうか?ミサイルと砲弾の中を逃げまどっていた彼らを知って
いながら、見殺した世界を。」(09 1 12 京都新聞)
といい、

2003年 レイチェル コリーさんは、
「いったいガザの子どもたちは、地球上に検問所もなく、好きなときに海にいけて、そして水も
ふんだんにあるような、そんな暮らしをしている人間たちがこの世界にはいるんだということを
知ったならば、はたしてこの子たちは、この世界を許すことができるだろうか?」と
綴っています。(レイチェルさんは、イスラエルのブルドーザーにひき殺されました)

ホロコーストサバイバーの娘 サラ・ロイさんは、京大での講演の冒頭

オレンジを、海に投げる老人のことを、話されました。
1985年、はじめてガザを訪れたとき 占領による経済封鎖で、収穫したオレンジを
市場にもっていくことができず、そのまま腐らせてしまうしかない老人は、
ひとり そのオレンジを、ひとつづつ 海になげていたそうです。

そして、昨年、ガザで、全く同じ光景をに 遭遇。
ガザは、この20年まったく同じことを繰り返している。

サラ・ロイさんは、昨年末からのイスラエルの攻撃を「怪物のように攻撃した」と
表現されました。
「怪物のように、ガザに攻撃したのに、国際社会はまったく反応しなかった」

そして、占領が 恒久化していて、占領や封鎖が あって 当然になってきている。
イスラエルとパレスチナの政治的な問題だったのに、人道的な問題にすりかえられている。

サラ・ロイさんは、今回 初来日で、東京では、徐 京植さんとの対談もあったそうです。
徐さんが、パレスチナに言及されていることをはじめて 知りました。

また、先週 岡真里さんのお話をききに、真宗遺族会主催の学習会にいきました。

真宗遺族会の代表は、靖国合祀拒否裁判の原告団長で、冒頭の挨拶で 裁判にも
ふれられました。判決前 集会には、私も参加しました。
岡真里さんからは、イスラエルにあるホロコースト記念館と
靖国神社が、酷似しているという指摘がありました。
ホロコースト記念館の記名板からの 氏名削除を求めている人がおられるそうです。

昨年12月27日から届き始めた アブデルワーヘド教授のメールは、私のまわりで
ぐるんぐるんと つながりながら 広がっていっています。 

日本も ガザの復興に、たくさんのお金を出すそうだけれど、
問題の本質的な解決にはならないと 私は思います。

そして、私はどうなのと。
私自身が、パレスチナやアジア太平洋戦争や原発や基地問題や、
高齢者福祉やマイノリティの問題やらを、ほんとに、自分自身のこととして、
考えていかなければ、ただのチャリティー 暇つぶし レクリェーションだと
肝に 命じて思う。
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by anzu-ruyori | 2009-03-08 22:09 | 平和 自由