逡巡のとりどり@京都


by anzu-ruyori
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和歌山プチ旅行 熊楠と田中恒子コレクション

「特急サザンは、うしろ4両自由席です」と、駅員さんにきいて 久しぶりの南海本線。

子供のころ、母ときょうだい3人とでこの電車にのって「みさき公園」にいったことを覚えている。
そのころは、車窓にたまねぎ畑が広がっていた。
海がまじかに迫ってきて どきどき 初秋の海。

和歌山にいく目的は、和歌山県立近代美術館の「田中恒子コレクション」展!
http://www.bijyutu.wakayama-c.ed.jp/exhibition/tanaka_tsuneko.htm

「自宅から美術館へ」

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去年の3月に偶然に出会った田中恒子コレクション太田三郎展↓
http://miteikou.exblog.jp/7656398/
軍人像の兵士の顔が、忘れられない。

田中恒子さんとは、その後何度かお出会いすることになったが、いつもにこにこされている印象。
実は、住居学という学問の研究者として名高いそう。

現代美術とともに暮らしてられる田中恒子さんは、核や戦争のことにも心を配られていて、
思想ある作品を選ぶ審美眼は、すばらしい。

私の好きなやのべっちことヤノベケンジの作品もあって、ゆっくり「森の映画館」をみることができてうれしかった。
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常設展では、和歌山ゆかりの作家たちの戦前の作品と、佐伯祐三と懇意であった郷土画家の川口軌外の
縁により、佐伯祐三の作品をたくさんみることができた。「下落合風景」は、はじめてみる佐伯の描く日本の風景。







和歌山市立博物館では、

南方熊楠の世界 
http://www.wakayama-city-museum.jp/exhibition-now.html

まったく 期待せずにいったけど 堪能しました。ああ おもしろかったあ!

南方さんの書いた「犬乗天狗」の図 猫の絵など 上手くておもしろい!

明治19年 アメリカ行きの旅券

右亜米利加合衆国へ
赴クニ付 通路故障ナク旅行セシメ 且 必要の保護扶助ヲ与ヘラレン事ヲ ソノ筋ノ諸官ニ希望ス

「その筋」って・・・

でも、発行人は、日本皇帝陛下外務大臣 井上馨  げっ大物!歴史っ

熊楠さん 19才と7ヶ月の渡航・・・

神社合祀反対運動で 自然環境を保護したことが「エコロジー」の日本先駆者といわれているそう。
晩年は、昭和天皇に「ご進講」したときは、キャラメル箱に標本をいれてもっていったそうです。

11月23日まで 14日と15日は入場無料。



リュックを背に、地図を片手に歩いていくはじめての町。
空が広くて、明るい日差しは南国っぽい。

和歌山城は、昭和20年の空襲で全焼したそうだ。城まで焼くか・・・と愕然。
天守閣にのぼると、大きな紀ノ川の河口 工場群 紀州の山々・・・。

茜色の雲をみあげながら、帰りました。
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by anzu-ruyori | 2009-10-21 21:01 | 日々ログ