逡巡のとりどり@京都


by anzu-ruyori
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春から春へ  冬の朝の

きょうの雨で、染井吉野さんもまた来年やねえ。
今年もいたるところで、桜を堪能しました。
ちょっと、食傷ぎみになるくらい・・・
ありがとう 京都!

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3月のはじめに京都新聞の「こまど」という読者投稿欄に文章が掲載されました。

そのことを訪問ヘルパーで伺っている方に、お話したら、
その方も60代には何度も投稿されていて、掲載された新聞記事の
切抜きをたくさん見せていただきました。
おつれあいの逝去やご自身の入院で、最近は書いておられないそうですが
「また、書いてみようかしら」といってくださったので、うれしいです




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「冬の朝」

私が小学校のときのことだから 今から40年くらい前のことです。

冬の朝、洗顔のお湯が「あるとき」と「ないとき」がありました。
「あるとき」は、ほうれん草のおひたしが朝ごはんの一品にあるときでした。
母が、ほうれん草のゆがき汁をなべごともってきて洗面器にいれてくれるのです。
アルマイトの洗面器に、薄い緑色になったお湯がいれられてそれを水でぬるめます。
まろやかなお湯が、心地よくてとても幸せでした。

ある朝、学校で友だちが「あごになんかついてるで」といいました。
それは、ほうれん草の葉っぱの小さな切れ端でした。
私は、「きょうは、お湯で顔 洗ろたからやわ」 と 
当たり前のように答えたのですが、友だちは少しけげんな顔をしていたかもしれません。

寒い朝、母の「お湯あるで」の声が本当にうれしかったことを今も覚えています。

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by anzu-ruyori | 2010-04-12 17:36 | 日々ログ