逡巡のとりどり@京都


by anzu-ruyori
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雪うさぎ

ことし京都市内は雪のお正月でした。

私は年末年始も在宅介護の仕事を休みなく続けました。
大晦日の夕方、自転車では危ないので徒歩で、あるおばあさんのお家に向かいました。
おばあさんのお家につくと玄関で、ふと思い立ち、雪をひとすくい片手にとりました。
「こんばんわあ!雪ですよ」といって、部屋にはいりました。
雪をお皿にのせて、おばあさんのおうちにあった千両の赤い実を目に緑の葉を耳にして雪ウサギをつくりました。

足が悪く、窓から外を見ることもできないそのおばあさんはとても喜んでくださいました。
そして、思いがけず私自身がとても感激していました。
子どものころ、雪がつもると母が、いつも雪うさぎを作ってくれたのです。
自分で雪ウサギをつくってみて、そのことが鮮やかに思い出されました。
白い雪のかたまりが、赤い実と緑の葉で、かわいらしいうさぎにみえる不思議に
わくわくしていた子どものころの気持ちを思い出していました。
母の優しさを思い、自分が母と同じことを自然にしていたことに感激したのです。

それから、3が日の間、私は数件のおうちで雪うさぎを作りました。
うさぎ年のはじめのうれしい出来事でした。

(京都新聞 こまど1月15日掲載)

ことしは、どんな年になるのかなあ。
いいことも、わるいこともたくさんあるやろうなあ。

私は、50代にむけて、粛々と日々を重ねていきます。
この10年は、せいらい働きます。
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by anzu-ruyori | 2011-01-19 10:20 | 日々ログ