逡巡のとりどり@京都


by anzu-ruyori
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雲の上の人といわれて

先週、釜ガ崎で 出会ったタナカさんが

f0032106_12231849.jpg家があって 仕事があって家庭がある
あなたのような人は オレからしたら
雲の上の人ですよ

と静かに私にいった

「3日まえに東京からきた」タナカさん
東京の山谷で、17年間 ハンバや宿舎で寝泊りしてきたタナカさん
「フリーマーケットで300円くらいで買った」というこざっぱりした
ジャンバーと折り目の入ったグレーのズボンに革靴
髪も散髪したてのよう
「まだ外で寝た事は、ないです」というタナカさんは、紙袋を
二つさげているけれど、フツーの仕事帰りの人のようにみえる

東京で、友達に裏切られて
「そいつを殺して自分も死のうとおもって
包丁かって、宿舎の前でまっていたけど」
警官に職質されてはたせず
そのまま 
「東京駅から 160円の切符かって、のりつぎのりつぎして
大阪まできて 精算して 釜が崎っていうのはきいてたから
きてみたんだけどね」

「人間関係うまくできなくって、親や親戚とも絶縁して
休みの日には、ふとん あたまからかぶって 一日いたんだけど
それじゃあ だめだと おもって ボランティアで障がい者の人の
運動会なんか手伝ってたんですけど、そこの人にも何にもいわないで
でてきちゃって・・・」

「とりあえず、横になれるとこ探します」と、いうタナカさんの背中に
「気持おくっていますから、頑張ってください」としか いえなかった私

でも、りんどうさんが
「人を殺すことをやめたとき その人の人生かわったかもしれへんね
あんずさんに 出会ったことで、良い方向にいく転機になったんじゃないか」
って、いってくれて ほっとしました

寒風の中、神のみわざは いったい いつあらわれるのかと
神様の胸ぐらをつかんで いいたい人たちが、静かに 炊き出しに並ぶ町がある
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by anzu-ruyori | 2006-12-03 12:30 | 日々ログ