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逡巡のとりどり@京都


by anzu-ruyori
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朝熊ガ岳登山記 その3

帰りは、宇治岳道(うじたけみち)といわれる 内宮のほうにおりる道を辿ることに

山頂の標識の示す方向に、歩いていった。
内宮のどのあたりにでるのだろう・・・

こちらは 尾根道 山を縦走しているような道 
連なる山々が 時に海が 見える 


朝熊ガ岳登山記 その3_f0032106_019337.jpg


朝熊ガ岳登山記 その3_f0032106_0174322.jpg
この道を、かつて小型のバスが走っていたのだ
伊勢志摩スカイラインに沿っていく 
スカイラインをまたいで 進んでいく

「ここが ボクたちの
      スカイラインだ!」

車で 来たいなんて 
    少しも 思わない
こんなに素敵な石仏や木々があり、
    鳥がいるこの道が すてきだ

低い木に、野鳥がいるのがみえたので 双眼鏡で観察
くちばしの下の紅色が美しい鳥  つがいの鷽(うそ)だった

風が強く吹いて、木々をゆらす
山頂までつづく電線が、びゅいーんびゅーんと鳴る

後ろから何かやって来るようで、なんども ふりかえってしまう

うしろには 朝熊山の山頂がみえた

「浩三は、今も 朝熊山の頂上から、この伊勢のまちをみおろしています」
という 浩三さんのお姉さん こうさんの声を思い出す

風が、吹く
この風に体が舞い上がっていって、浩三さんのとこまで
いけたらいいのにと 両手を上にして歩いてみる

朝熊ガ岳登山記 その3_f0032106_0213938.jpg

夕陽がみえる 夕陽に手をかざす おひさま さよなら
おひさま 私に勇気を頂戴

日没で、あたりが暗くなるちょっと前、無事下山
こちらの道は、神所であるためか 案内標識がまったくなく
石仏や、ケルンの石積みを 辿ってきた

五十鈴川にでて、宇治橋まで 歩いていったら もう 真っ暗

内宮は、午前5時から 午後6時までが 参拝時間
午前五時の 宇治橋に きたいなと 思う

:*: ・ ゜ ´★,。・ :*:♪ ・ ゜ ´☆。 。 ・ :*: ・ ゜ ´★,。

宇治橋   竹内浩三

ながいきをしたい
いつかくる宇治橋のわたりぞめを
おれたちでやりたい

ながいとしつき愛しあった
嫁女(よめじょ)ともども
息子夫婦ともども
花のような孫夫婦にいたわられ
おれは宇治橋のわたりぞめをする

ああ おれは宇治橋をわたっている
花火があがった
さあ、おまえ わたろう
一歩一歩 この橋を
泣くでない
えらい人さまの御前だ
さあ おまえ


ぜひとも ながいきをしたい

:*: ・ ゜ ´★,。・ :*:♪ ・ ゜ ´☆。 。 ・ :*: ・ ゜ ´★,。

伊勢神宮の式年遷宮の神事にむけて
2009年 秋に宇治橋の架け替えが ある

浩三さん 88歳 米寿のわたりぞめ やったのに・・・・と 思う



このあと 

宇治山田まで バスにのって、浩三さんの育った
竹内呉服店のあった場所までいく
そこは、スーパー 「ぎゅーとら」になっていて
おみやげに「シェルレーヌ」と「伊勢うどん」を買った

ぎゅーとらの隣りのおうちに
ハクモクレンが 咲いているのを見つけた
ことしはじめてみる ハクモクレンの花だった


18日(日) 「言鳴」(詩の朗読会)@ことばのはおと
浩三さんの詩をよんでみようと 思っています
by anzu-ruyori | 2007-03-16 01:10 | 浩三さん(竹内浩三)