逡巡のとりどり@京都


by anzu-ruyori
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カテゴリ:本( 3 )

「改正」教育基本法が 今日から施行です
みなさん 学校でも地域でも家庭でも
「わが国と郷土を愛する態度」を示さなければいけませんよ (>_<)



本をよみたーい モードだったので 衝動買い



f0032106_23371245.jpgとなり町戦争 三崎亜記

ある日 自宅に配布された広報誌に
ちいさく乗っていた
「となり町との戦争のおしらせ」
開戦日 9月1日
終戦日 3月31日
開催地 町内各所
お問い合わせ 総務課となり町戦争係

そして 静かな静かな戦争がはじまる




議会で計画が承認され 入札で決まった
コンサルティング会社に委託される「戦争事業」
住民への説明会 町の発展のための戦争

行政がおこなう「戦争事業」を粛々と
こなしていく事務職員 

もしかしたら、こんどの戦争はこんな風にはじまるかもって
思いながら、一気に読んでしまいました

コメディではありません ねんのため
純文学?かな 
来春 映画が公開されます

MIXIで、私のことを「太陽のような人」と紹介してくれた人がいて
びっくり!(かなり 自分の内面と相違があるので・・・)
でも!そういわれたら、そのような自分もありってことでいこうと思う
ありがとうね
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by anzu-ruyori | 2006-12-22 23:38 |

f0032106_2159870.jpg

本を買った 
図書館で借りる事が常の私にはめずらしい 
しかも2冊も!
一冊は、この画像の「天上の歌」 もう一冊は著述集「岡 潔」

岡潔(おか きよし)1901~1978 
京大卒業後渡仏 世界的数学者  文化勲章受賞(1960)

この岡さんの郷里 和歌山県伊都郡紀見村大字柱本(現橋本市柱本)は
私の父のそれであり、岡さんの長男さんと父が小学校の同級生で、今も
懇意にしていただいているのです。

書店で偶然に、数学書の中にこの「天上の歌」をみつけ この愉快な写真に魅かれて
ページを追うと、紀見村での岡さんとご家族の様子が、書かれていたので、これは
父にみせたいと 思った。

岡 潔さんは、「計算も論理もない数学をしてみたい」と京大時代にいっている
そして、「情操的発見」により、「多変数解析函数」の論文で世界的な業績をあげた

紀見村の借家での研究生活は、なにか牧歌的でのびやかである。

    毎夜一家総出(潔 妻 長女6歳 長男3歳)で、蛍をとってきては裏の
    コスモスの茂みに放してやり、昼は毎日土の上に木の枝でかいて、
    解析学の緒の作り方を、もう一度、きちきち調べ直してみた。そうしている
    うちに段々要求されている作り方の性格がわかってきた。
                            「昭和への遺言」(岡潔)より

また、研究が行き詰ったとき、
「これはまるで海を歩いて渡れといわれているようなものだ」と思い、
ちょうど台風が大阪湾に向かってきていたので、「よし、荒れ狂う鳴門
海峡を船で乗り切ろう」と決死の覚悟で、家族の止めるのもきかず、
大阪湾から小さな船にのったこともあったそうだ。
(幸い台風がそれて、無事帰って来た)

そして、文化勲章を受章してからは、著述の発表や、講演で世間に名を知られる事になり
この写真の依頼がきた。
  
    なさけないことをたのまれるものだ、犬に頼んでくれないかなあ、と思ったのですが
    東京からわざわざ見えたのだから、それじゃとぼうかな、と思って外に出ました。
    すると、近所のなじみののら犬がやってきて、いっしょにとんでくれたのです。
    それが、すこしおくれてとんだものですから、写真にはまさにとぼうしているところが
    うつっています。それがひどくいいのです。
    
    やがて その週刊誌を見た人たちの間で評判になりました。
つまりいちばんよくとぼうとしているのは犬である、ということになったのです。
    こうしてだいぶん有名になったおかげで、近所のうちの一軒で
飼ってやろうということになりました。それで、わたしもおおげさにいえば
すっかり重荷をおろすことができ、やはりとんでよかったと思いました。
               「風蘭」(岡潔)より

岡さんは、「生活の中で数学するのでなく、数学の中で生活をした」といい、

「数学は生き物だから、どんな難しい問題でも、それがなぜ難しいのか数学と一緒に暮らしながらその様子を観察して最も数学の欲するような方法を見つけていけばいいんだ」

いっている。なんて 情緒的!

父が育ち、祖父母の家や田畑のある柱本の自然の中で、岡さんの「数学の中の生活」があったのだと思うと、不思議で なんだかうれしくなる。

そして 映画「博士の愛した数式」を、みるかどうか 思案中
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by anzu-ruyori | 2006-03-06 23:51 |

かえってきた杏っこ

f0032106_9184724.jpg

小6のとき
学級文庫に紅い表紙の日本文学全集があった
「小説」を「小話」と、よみちがえて借りたのが
杏っこだった
2段組で小さい活字がならんでいたことだけを
覚えている もちろん すぐ挫折

20代になり
大阪で芝居をはじめた
芸名をつけることになって
あ で はじまるのがいいと思って
「あんず」とした
そのとき 杏っ子のことは 思い出さなかったように思う

実は、この本 「大活字本」やねん 老眼用(^_^.)
めっちゃ字大きくて、国語の教科書みたいやから
昭和初期近代文学の若干 文語的文章も
かえって、よみやすいのですよ

室生犀星は、詩がとても好きで、この小説の中でも
ときに、詩的表現があってうれしくなる
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by anzu-ruyori | 2006-01-04 09:39 |