逡巡のとりどり@京都


by anzu-ruyori
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

<   2006年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧

さくら 咲きました
あなたは、どこで さくらを みていますか

f0032106_2145671.jpg


これは 鴨川五条大橋と七条大橋のあいだの 枝垂れ桜
毎年 ここが鴨川河原では、一番に咲きます
ソメイヨシノさんたちは、枝全体を紅色にして 
ほろり ほろり と 咲きこぼれ出したところです
この土日で、一気に咲いて 街全体が桜色に席巻されることでしょう

きょう 夕方 御所にいってみたら 梅林 桃林 そして 枝垂れ桜がいっぺんに咲いていました
寒いと 思ったら 雪が吹きすさんできて 吹雪の中のさくら見でした

f0032106_2194592.jpg


そして つばめがやってきました
去年もことしも ピースウォーク(3月20日イラク攻撃開始の日)のとき つばめに出会う

ようこそ京都に! 遠くから よくがんばってきたね
f0032106_2114396.jpg


鴨川の水面すれすれを、縦横無尽に もの凄いスピードでとんでいく 小さなつばめたち
永久に止まることがないのでは ないかと 心配になるくらい 夢中になって とんでいる
ああ 私も こんなに 夢中に なってみたいと 思う
なにに?なにだろう?
[PR]
by anzu-ruyori | 2006-03-30 21:35 | 日々ログ
大阪アートツアーその2

18日雨の大阪 現代美術センター

森で会いましょう ジャッピー トラやん そして第3の塔
f0032106_22541913.jpg


ジャッピーとは・・・Antenna(京都芸大出身男性4人のユニット)作の未完映画
「有園 yu-en」の時代劇テーマパークのキャラクター 廃墟となったのち信仰の対象となる

トラやんとは・・・ヤノベケンジ氏(現代美術作家)の実父の腹話術人形が原型 アトムスーツ(放射線バリアスーツ)を着用 2005金沢県立近代美術館のイメージキャラクターとなる

この展覧会は、ヤノベさんとAntennaのコラボレーションであり、第二回現代美術コンクールの受賞展覧会である (審査員は、ヤノベさん単独)
人口の森が作られた会場では、トラやんたち!が、楽しそうにアトムスーツでおどっていたり
マツリヤタイという白木の神社みたいなおみこしが、あって靴をぬいで その中にはいっておみくじをひいたり、ジャッピーとトラやんのプラスティックのお面が、壁一面にはってあったりした。
なにが なんやら わかんないまま 「塔をのぼる男達」という映画をみる
これが、とてもよかった
Antennaの未完映画 「有園」と、ヤノベさんのこれまでの活動 「森にいきましょう」の
制作ドキュメントなど
アニメやコミック世代のヤノベさんと、ファミコンやRPGで育ったAntennaたちが、不思議にリンクして 絶望と破壊と再生の共通コンセプトをもって、この幸せなコラボレーションが実現したことが、よくわかった。


第3の塔とは・・ヤノベさんは子どもの頃大阪万博の跡地で、
          解体されていくパビリオンをみながら
          遊んでいた それは「未来の廃墟」
          アトムスーツをきて太陽の塔にのぼったり
          解体されたエキスポタワーをオマージュした作品がある
          そして
          Antennaの映画「有園」には、時代劇テーマパークにデコラティブな塔が立つ


ヤノベさんとAntennaたちをみて おもうのは、夢を実現する力
そして
ヤノベさんがいつも 楽しそうに(ほんとはめっちゃ辛いこともあるやろうに)して
はるのが、すごいなって思う 

夢?私の夢は・・・・

まずは、エルンスト バルラハ展に もう一度いきたいとおもったので いってきた
(自転車ですぐやしアサヒメイトで無料!やしね ありがとう朝日友の会!)
やっぱ よかった ジーンとしたな
図録3000円やし とても買えないなと思ってたけど
ついに 購入!

ドイツのマールブルグの聖教会に、
痛々しく、惨めで泣きぬれた貧乏くさいキリスト像があるそうだ 
1931年のバルラハの作品 
外国にいきたいと、少しも思わないのに、いつか見ることができたらと思った
魂だけでも いけたら いいな

f0032106_23584431.jpg








 
[PR]
by anzu-ruyori | 2006-03-27 00:04 | アート
国立国際美術館
はじめて いってきました!
シルバー(チタン)のツバサと憧れていたけれど 目の当たりにすると
結構ちいさいし、夜の方がきれいで ロマンチックだろうと思う

プーシキン美術館展は、予想どうり人の波 (午前中だったからまだましやったかも) 
印象派は興味がないので、遠巻きに見る
マチスの金魚は、愛らしかった ゴーギャンの木版画がスピチュアルだった

本展より、コレクション展(常設)が、よかった
ひろいホールに、ヤノベケンジ氏のアトムカー(黒)発見!おもわず手を振る
これ!私のったことあるねん(自慢!) 1998年テクノテラピー@中ノ島中央公会堂
草間弥生さんの銀色もにょもにょたちを、座ってゆっくりみることができた
(この美術館のいいところ 椅子が多い しかも すわり心地がいい)

仕切られた小さな空間にピカソの作品
青の時代の代表作「道化役者の親子」 
その向かいの壁に女性の絵(1960年代)
向かい合う二つのピカソの作品 その制作年には約60年の隔たりがある!
すごいね ピカソ爺さんは! 
60年の時間のあいだに自分が立っている気持 
タイムトンネルの中にいるみたいだった
どきどきした

ミロの壁画が、旧国際美術館@万博公園を 思い出して 泣ける
旧国際美術館は、とりこわされるのかなあ さびしな 


このあと、梅田に出て パウル・クレー展

クレーさんもピカソ爺さんと同じく多作で、グッズにもなっているものが多いので 
手擦れた感があったのだけれど
学生時代からの作品をみていくと、試行錯誤していくさまがよくわかって、
親近感がわくし、文章からは、哲学が感じられる
彼も、ナチスの迫害をうけて1940年60歳で亡くなった人

つづきは、大阪アートツアーその2へ

ヤノベケンジ&Antenna 森で会いましょう@現代美術センターにいってきました











 
 
[PR]
by anzu-ruyori | 2006-03-19 20:43 | アート
エルンスト・バルラハ展にいった

きょうは、月一団地そうじの日だったけど、朝から雨だったので中止!
おかげで、9時半の開館直後に入る事ができた 雨女の私にもいいことがある
歩いて15分くらいで、美術館にいけるので とても幸せ

昨年、「美術の20世紀」(滋賀県立近代美術館)で ブロンズ作品が一点あって
強く印象に残っていた 「読書する僧たちⅢ」
晩年ナチスに「頽廃芸術」と迫害をうけ、不遇のうちに亡くなったという
ことも、心魅かれていた

f0032106_2334033.jpg
これは、南ロシアに旅したときに出合った「物乞いの女」の像
差し出された手のひらが、痛ましく美しい
かがんでみると このベールの下に 静かな横顔がみえた
この肩口からの緩やかなラインが、バルラハの特徴
男性像では、もっとずんぐりとしていて力強く温かいかんじがする


木彫、磁器、陶器、ブロンズ・・・
どの作品も彫刻の背中が、とても美しくて見入ってしまった
ナチスの弾圧により 作品が溶解され活動の場所が奪われたなか心臓病が悪化
して亡くなったエルンスト・バルラハ 
戦後、弟子達によって再び制作された作品もある

パイプオルガンの荘厳な音楽が静かに聞こえている気がした展覧会だった

コレクション・ギャラリー(常設展)では、
香月泰男氏の作品に、出会えて思わず息をのむ
シベリアシリーズではないけれど、シベリアモチーフの作品
野口謙蔵さんの「水村雪後」をみて うれしくなる
はじめてみる浜田知明氏の作品に、心魅かれる

気がついたら、昼前になっていた しあわせな休日
[PR]
by anzu-ruyori | 2006-03-13 00:43 | アート

f0032106_2159870.jpg

本を買った 
図書館で借りる事が常の私にはめずらしい 
しかも2冊も!
一冊は、この画像の「天上の歌」 もう一冊は著述集「岡 潔」

岡潔(おか きよし)1901~1978 
京大卒業後渡仏 世界的数学者  文化勲章受賞(1960)

この岡さんの郷里 和歌山県伊都郡紀見村大字柱本(現橋本市柱本)は
私の父のそれであり、岡さんの長男さんと父が小学校の同級生で、今も
懇意にしていただいているのです。

書店で偶然に、数学書の中にこの「天上の歌」をみつけ この愉快な写真に魅かれて
ページを追うと、紀見村での岡さんとご家族の様子が、書かれていたので、これは
父にみせたいと 思った。

岡 潔さんは、「計算も論理もない数学をしてみたい」と京大時代にいっている
そして、「情操的発見」により、「多変数解析函数」の論文で世界的な業績をあげた

紀見村の借家での研究生活は、なにか牧歌的でのびやかである。

    毎夜一家総出(潔 妻 長女6歳 長男3歳)で、蛍をとってきては裏の
    コスモスの茂みに放してやり、昼は毎日土の上に木の枝でかいて、
    解析学の緒の作り方を、もう一度、きちきち調べ直してみた。そうしている
    うちに段々要求されている作り方の性格がわかってきた。
                            「昭和への遺言」(岡潔)より

また、研究が行き詰ったとき、
「これはまるで海を歩いて渡れといわれているようなものだ」と思い、
ちょうど台風が大阪湾に向かってきていたので、「よし、荒れ狂う鳴門
海峡を船で乗り切ろう」と決死の覚悟で、家族の止めるのもきかず、
大阪湾から小さな船にのったこともあったそうだ。
(幸い台風がそれて、無事帰って来た)

そして、文化勲章を受章してからは、著述の発表や、講演で世間に名を知られる事になり
この写真の依頼がきた。
  
    なさけないことをたのまれるものだ、犬に頼んでくれないかなあ、と思ったのですが
    東京からわざわざ見えたのだから、それじゃとぼうかな、と思って外に出ました。
    すると、近所のなじみののら犬がやってきて、いっしょにとんでくれたのです。
    それが、すこしおくれてとんだものですから、写真にはまさにとぼうしているところが
    うつっています。それがひどくいいのです。
    
    やがて その週刊誌を見た人たちの間で評判になりました。
つまりいちばんよくとぼうとしているのは犬である、ということになったのです。
    こうしてだいぶん有名になったおかげで、近所のうちの一軒で
飼ってやろうということになりました。それで、わたしもおおげさにいえば
すっかり重荷をおろすことができ、やはりとんでよかったと思いました。
               「風蘭」(岡潔)より

岡さんは、「生活の中で数学するのでなく、数学の中で生活をした」といい、

「数学は生き物だから、どんな難しい問題でも、それがなぜ難しいのか数学と一緒に暮らしながらその様子を観察して最も数学の欲するような方法を見つけていけばいいんだ」

いっている。なんて 情緒的!

父が育ち、祖父母の家や田畑のある柱本の自然の中で、岡さんの「数学の中の生活」があったのだと思うと、不思議で なんだかうれしくなる。

そして 映画「博士の愛した数式」を、みるかどうか 思案中
[PR]
by anzu-ruyori | 2006-03-06 23:51 |