逡巡のとりどり@京都


by anzu-ruyori
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友人が参加する 絵本ライブ 
ものがたりの世界にはいりこむ不思議な時間 

 
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2017.4.29(土)

春まっさかり!ちょこれっと絵本ライブ@丸善京都本店開催


春まっさかり!みなさまと共に、心躍るお話のたびへ。
絵本と音楽の玉手箱「ちょこれっと絵本ライブ」@丸善京都本店、開催です。
みなさまふるってご参加ください!


日時:2017年4月29日(土)
   ①14時から14時30分 ②15時から15時30分


場所:丸善京都本店(京都市中京区河原町三条下がる 京都BAL内)
   地下1階 児童書売り場

参加費:無料


http://kurinoki-note.sakura.ne.jp/index.html



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by anzu-ruyori | 2017-04-26 23:17 | アート


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東北記録映画 三部作 「なみのこえ」「うたうひと」をみた。

「うたうひと」は、東北の民話を「語るひと」 と 「聞くひと」を 静かに撮影した作品。

私は、その姿に釘づけになった。「魂 もっていかれた」。ずっと きいていたいと思った。

「語るひと」は三人。
伊藤正子さんは、ちょっとこわそうなおばさん。
佐藤玲子さんは、ちっちゃなおばあちゃん。子どものころ「母ちゃん 昔かたって 昔かたって」といって聞いたお話を語る。
佐々木健さんは、70代の大きなおじさん。40代半ばになって、とつぜん子どもの頃にきいていたお話を思い出したそうだ。その大きな体の中にしみこんだお話が「あふれてきて」語りだしたという。

みなさんが100~200以上の昔話をかたることができるそうだ。

「聞くひと」は小野和子さん。40年以上にわたって、東北の昔話を収集されている。
その穏やかなまなざしと静かな声が、語るひとによりそっている。

この映画には語る人の言葉の字幕はない。「字幕があったほうがいいのでは」という人もいたが、私は不要だとおもった。
ききとれなかったり、方言が、わからなくて、お話がわからなくなっても、まったく気にならなかった。ただ、その語りにゆられているのが気持ちよかった。
きっと、子どもがおばあさんにお話をきいていたときも、よくわからない言葉があってもそれをいちいち尋ねることなく、語りのリズムにゆられてきいていたのだと思う。

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小野和子さんの「みちのく民話まんだら、民話のなかの女たち」を読んだ。(園部図書館 蔵書)
これは、小野さんがお聞きした民話を採録し、「あと語り」として小野さんの解説がつづく。

「うたうひと」でも語られている「猿の嫁ご」は、小野さんがはじめてきいた民話。

::::::::::::::::::::

「猿の嫁ご」

  むがすむがす 娘三人もった親父ぁいで、田さ水掛けにいったど。
  掛けても掛けても 水、溜まんねぇぐて、
  「これでは田植えもできねぇ。だkれか、この田さ水掛けてけねぇべかな。
   娘3人あるから、ひとりくれてやってもいいが・・・」って独りごと言ったっつも。

  したっけぇ、ほれ 山から猿ぁ 出はってきて、

 「おれ、水掛けて、いいあんべぇにしてけっから」って
  たちまち、さんぶりと水掛けてくれたどっしゃ。

:::::::::::

親父は猿に娘を嫁にやると約束してしまう。家に帰って 娘に「お前、猿のどこさ嫁ってけねぇが」ときくが、
上の娘も中の娘も いやだという。ただ、末娘が承知して、迎えにきた猿といっしょに山にいってくれた。

やがて 節句がきて 里帰りとなり、娘は猿に餅をついて親父さまにもってかえるという。
猿は、一生懸命 餅をつく。娘はその餅を臼ごと 猿に背負ってもってかえれという。
猿はよしわかったと、臼を背負って山をおりていく。途中、川っぷちの藤の花が見事に咲いている。

:::::::::::

「あらまあ たまげて美しいこたあ。この花採っていったら、おら家の親父つぁん、なんぼか喜ぶべなぁ」

「ほだら、採ってくべや」

猿は背負っていた臼を下ろすべとしたら、

「あらぁ、そだなどごさ置いたら、おら家の親父つぁん、土臭ぇつって、食ねべな。
 臼背負ったまんま、採ってござい」

っていうから、猿は、臼 背負ったまんま 藤の木さのぼっていったどしゃ。

「この枝、いいかあ」
木の上から聞くと 娘は
「もすこし上の、いいなぁ」
「んでぇ、こいついいかぁ」
「もすこし上の、もっといいなぁ もすこし。もすこし・・・」

猿は上へ上へと、のぼっていったれば、臼の重み、猿の重み、藤の枝、ぼっきんと折れて、下の川さ落って、そのまんま流れていったどしゃ。

流されながら、発句、詠んだっつもなぁ。

 猿川に落ちる命は惜しくない
 あったらお前を後家にするがや

娘はそれを聞いて
「ばか猿やぁ だれぇ 後家になるけやぁ」
って どっとと家さ帰っていったどしゃ。

 こんでよんつこもんつこ さけたどしゃ

::::::::::::::::::::::::::

面白いはなしだけど、流されていく猿が、あわれで、ちょっとひどい娘だなと思わないではなかったが、
おばあちゃんの「ばか猿あ だれぇ 後家になるけやぁ」がとってもうれしそうなので、笑ってしまった。

小野和子さんが、「猿がかわいそうね」というと、
語ってくれたおばあさんは、不思議そうな顔をして

「おれだってもやぁ、何べん 実家さ逃げてっ帰りたかったかしゃねんぞ」

と、16歳で「見たこともねえ」相手に嫁にきた苦労を語った。

小野さんは
「嫁ぎ先で、好き放題いい、猿を川につき落として『とっとと家さ帰った』という娘の行動は
おばあさんの現実には一度も叶えられなかった夢の実現だったのではないか」
と悟ったのだ。

民話は、ただの空想物語でなく、民衆の願望や心の解放や為政者への嘲笑や自然への畏敬など、土地と風土に育まれて長い年月に醸造されてきたものなのだ。

「食わず女房」と過食症の中学生のことや、がダルカナル島から生還したおじいさんの不思議な夢の話、まるで現代のスプラッターホラー「戸ぉ あけろ」のお話など、とても心にしみわたっている。


東北に民話をききにいかなくては!


小野和子さんの震災後の民話についてのお話は以下に。

明日への言葉 津波を伝える民話の力1↓
http://asuhenokotoba.blogspot.jp/2013/11/blog-post_7.html

明日への言葉 津波を伝える民話の力2↓
http://asuhenokotoba.blogspot.jp/2013/11/2.html



 









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by anzu-ruyori | 2017-04-26 00:21 |

ことしも 桜が美しく咲きました。ありがたいことです。



でも、この世界は混乱のまっただ中。

「私にできることはいったいあるのか」と うづくまってしまいそうです。


そんなとき、今こそ なにかしよう という仲間がいました。

 

4月18日火曜日 午後6時半~8時 京都三条大橋で スタンディング ビジル(追悼)します。

さあ 一緒に立ちましょう 


以下、よびかけ文


☆彡

北朝鮮を攻撃しないで!
北朝鮮も挑発をしないで!
戦乱でのすべての死を悼みます!
三条大橋で18日夜にビジルをしましょう!

みなさん。世界で戦乱が続き、爆弾事件なども多発しています。
すでにシリアで、アフガンで、そしてロシアで、スウェーデンでたくさんの方が亡くなっています。


そんな中、アメリカが戦争政策をどんどん進めています。

なんといまは朝鮮半島にアメリカが空母打撃群を展開中。
北朝鮮が核実験を行った場合、攻撃が始まるかも知れません。

そのときに北朝鮮が反撃すれば、狭いアジアの各地で大変な戦乱が起こり、

たくさんの人が殺されてしまいます。私たちはその危機の前にいます。


トランプ大統領や金正恩委員長の判断で、アジアのたくさんの人の命が奪われるなんてごめんです。

またこれ以上、世界で戦争や爆弾攻撃で、人が殺されることもごめんです。


アメリカは戦争をやめて!
北朝鮮を攻撃しないで!
北朝鮮も挑発をしないで!

この言葉を叫ぶとともに、この間の戦乱で亡くなったすべての方の命を悼むために緊急にビジルを行います。

ぜひご参加ください。


参加にあたっては各自、プラカードとろうそくをご用意ください。
橋の上は風が吹くのでろうそくはガードがあった方がよいです。
一番いいのはペットボトルで作ることです。
緊急なのでこちらで用意できません!よろしくお願いします!


4月18日午後6時半~8時
三条大橋にて(京阪電車出口付近に集合)


主催 ピースウォーク京都


なお小雨の場合は行いますが雨が強くなる場合は中止します。


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by anzu-ruyori | 2017-04-17 19:43 | 日々ログ