逡巡のとりどり@京都


by anzu-ruyori
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ジバンコシタヲ 盗マレタ★竹内浩三 筑波日記

「五月のように」さんより転載させていただきます。
http://www.h4.dion.ne.jp/~msetuko/tkozo/takeutisakuhin.html

なお、竹内浩三著 小林察編 「日本が見えない」(藤原書店)より
筑波日記 全文と写真版を参照させていただいています。

http://www.fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=510&cPath=177_222

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1944年 昭和19年

2月17日

 あしたの、内務検査のための大そうじ。干しておいた、じばんこしたを盗まれた。


2月18日

 内務検査。
 ひるから、かけあしで大砂へ行った。
 じぶんで盗まれたものは、じぶんで始末せいと、みんなせめたてる。
 しかたない。泥棒を決行する。鼻歌で、それを行う。なきそうな顔であった。

 高木一等兵が足で入室した。飯をはこんでやるのは、ぼくである。

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じばんこした・・・襦袢(シャツ)袴下(モモヒキ ズボン下 パッチ)か?


「50年目の日本陸軍入門」(文春文庫)によると

軍隊での泥棒は日常茶飯的だったとのこと。員数検査という持ち物ケンサがあり、
帽子から巻き脚絆(ゲートル)まで、ひとつでも「天皇陛下から頂いた」ものが
なくなっていたら、制裁があったからだ。

じばんこしたの員数ケンサがあったからどうかわからないけど、仲間たちから
はやしたてられて、泥棒をして泣きそうな浩三さんが、かわいそうになる。

高木さんが「足で入室」とは、足の怪我か?
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by anzu-ruyori | 2012-02-19 16:56 | 浩三さん(竹内浩三)