逡巡のとりどり@京都


by anzu-ruyori
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栃木 小砂(こいさご)焼★隠れた被災地より初の京都展覧会★

「隠された被災地」である栃木県から、
伝統を守ってきた窯元が展覧会をおこないます。

2011年の震災で登り窯が崩れ、作品もたくさんが失われたそうです。
どうぞ、伝統の技をごらんください。

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小砂焼展「金結晶の世界」

会期:3月20日(火)~3月25日(日)
会場:ギャラリー唯
   (京都市左京区岡崎円勝寺町91 岡崎神宮道グランドヒルズ1階)

http://www.kyoto-art.net/map/#152

小砂焼は幕末、徳川慶喜の実父で尊王攘夷思想の急先鋒として井伊直弼と激しく
対峙した水戸藩主徳川斉昭の発案のもと、益子焼に2年ほど先んじて開かれた窯
場ですが、交通の便の悪い山間の地理的条件がネックになって大きな発展を見る
ことなく細々と続いて来た職人の里です。

民芸運動の浜田庄司もこの土地に何度も足を運んでいたそうですが、結局立地の
面から鉄道がある益子を選んだようです。

現在那珂川町(旧馬頭町)には7軒ほどの窯元がありますが、幕末の他国の脅威と
内政の混乱、関東大震災や第二次世界大戦など、辺境にある小砂焼は、訪れる時
代の転換点で注目されては忘れられるという盛衰を繰り返して来ました。

そんな中で180年のあいだ唯一絶やさず窯に炎を入れ続けて来たのが藤田製陶所
です。

昨年の3月11日には震度6強の地震に見舞われて大量の製品が壊れ、登り窯が土煙
を上げて倒壊しました。
6代目の主の藤田真一さんが、先代の意匠にさらに改良を加えた登り窯を計画し
ているところです。

藤田ご夫妻は、製陶とは別にコンサートをはじめとして各種のイベントを企画し
て地域の活動の中心的な役割をになっている方たちです。

京都展もお勧めですが、関東に来る際には是非窯元まで足を運んでみてください。
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by anzu-ruyori | 2012-03-20 16:23 | アート