逡巡のとりどり@京都


by anzu-ruyori
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ジャングルでするいくさのケイコ★竹内浩三★筑波日記

昭和19年

6月13日 【火曜日】

 おきるとすぐに銃剣術であった。
ジャングルでするいくさのケイコをして、ひるすぎにかえってくると、
めしを食べるひまもなく精神クン話であった。

それがすむと、すぐに精勤章授与式で、ぼくももらった。もらうのは、はじめてのことである。
もらっても、もらわなくてもどうでもいいようなものだけれども、ひとがおめでとうなどと云ってくれると悪い気もしない。

 ひるめしくったのが、十五時ですぐに又、銃剣術であった。

6月14日 【水曜日】

 雨がふっていた。

 岩本准尉に呼ばれて、木村がにげた経路の地図をかかされた。
 あしたの一泊行軍の編成にもれていたので、よろこんでいたら、
十六日上番の弾薬庫歩哨であった。

 雨がふっていた。

 野村からたよりがきた。

 特別幹候を受けるものは、中隊に十四、五人いたが、中隊長がけった。
かるくけった。どうせ、どこかで故障が入るとは思って、アテにもしていなかったが、このけり方は、一寸ひどい。
つまるところ、又、芽を出すキカイをくじかれたわけだ。ナベの中に入れられて、下から火を入れて、上から重いフタをされているかたちだ

6月15日 【木曜日】

 衛兵の準備と称して、一日あそんでいた。
 空襲警報があった。北九州がやられているとか云っていた。

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by anzu-ruyori | 2012-06-16 23:05 | 浩三さん(竹内浩三)