茗荷 みょうが
2018年 07月 17日
哲学の道のちかく
知らないおじさんに茗荷をもらった。
そのへんに出とった と。
花まで咲いて、冷奴にのせて頂いた。
野趣で、とても美味。
山尾三省さんの詩を思い出す
これは
地のもの逹の文化であり 文明であり
核兵器を作る人達や
原子力発電を作る人達への
捧げものではない
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大根おろし
畑には 大根が太っている
その大根を引き抜いて
大根おろしを作る
藍色のさらさもようのある お皿に入れて
しょうゆをかけて
それだけで 食べる
これは
地のもの逹の文化であり 文明であり
核兵器を作る人達や
原子力発電を作る人達への
捧げものではない
つわぶきの煮つけ
野には
つわぶきの新芽がのびている
その新芽を引きぬき集めて
うす皮をむき
シイタケや油アゲといっしょに煮つける
藍色のさらさもようのある お皿に盛りつけて
やっと春になった と
にこにこしながら 食べる
こんなおいしいものは
この世にまたとない
これは
地のもの逹の文化であり 文明であり
核兵器を作る人達や
原子力発電を作る人達への
捧げものではない
山尾三省詩集 びろう葉帽子の下で より
by anzu-ruyori
| 2018-07-17 17:03
| 日々ログ