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逡巡のとりどり@京都


by anzu-ruyori
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ことしも 桜が美しく咲きました。ありがたいことです。



でも、この世界は混乱のまっただ中。

「私にできることはいったいあるのか」と うづくまってしまいそうです。


そんなとき、今こそ なにかしよう という仲間がいました。

 

4月18日火曜日 午後6時半~8時 京都三条大橋で スタンディング ビジル(追悼)します。

さあ 一緒に立ちましょう 


以下、よびかけ文


☆彡

北朝鮮を攻撃しないで!
北朝鮮も挑発をしないで!
戦乱でのすべての死を悼みます!
三条大橋で18日夜にビジルをしましょう!

みなさん。世界で戦乱が続き、爆弾事件なども多発しています。
すでにシリアで、アフガンで、そしてロシアで、スウェーデンでたくさんの方が亡くなっています。


そんな中、アメリカが戦争政策をどんどん進めています。

なんといまは朝鮮半島にアメリカが空母打撃群を展開中。
北朝鮮が核実験を行った場合、攻撃が始まるかも知れません。

そのときに北朝鮮が反撃すれば、狭いアジアの各地で大変な戦乱が起こり、

たくさんの人が殺されてしまいます。私たちはその危機の前にいます。


トランプ大統領や金正恩委員長の判断で、アジアのたくさんの人の命が奪われるなんてごめんです。

またこれ以上、世界で戦争や爆弾攻撃で、人が殺されることもごめんです。


アメリカは戦争をやめて!
北朝鮮を攻撃しないで!
北朝鮮も挑発をしないで!

この言葉を叫ぶとともに、この間の戦乱で亡くなったすべての方の命を悼むために緊急にビジルを行います。

ぜひご参加ください。


参加にあたっては各自、プラカードとろうそくをご用意ください。
橋の上は風が吹くのでろうそくはガードがあった方がよいです。
一番いいのはペットボトルで作ることです。
緊急なのでこちらで用意できません!よろしくお願いします!


4月18日午後6時半~8時
三条大橋にて(京阪電車出口付近に集合)


主催 ピースウォーク京都


なお小雨の場合は行いますが雨が強くなる場合は中止します。


# by anzu-ruyori | 2017-04-17 19:43 | 日々ログ

ブログ10年! わあ~ 

きょう、気が付いたらこのブログの10周年がすぎていた。
2006年1月からはじめたのであった。

長いことお世話さまです。
見てくださっている方々、そしてエキサイトブログさん ありがとうありました。

このごろは、更新もおそくて ほぼ放置状態ですが、
10年前は、結構いろいろ書いていて、読み返すと忘れていたあれこれが
散乱しているのであった。

ちなみに一回目は鏡餅↓
http://miteikou.exblog.jp/253447/

10年前の私は、今の私とぼぼ変わらないようで、やっぱり変わっている。
繊細さがなくなっている気がする。いろんな意味で。

ていねいに死ぬまで生きていきたい。

今よんでいる本
ブログ10年! わあ~ _f0032106_22355177.jpg


2015年9月刊 大月書店 

竹内浩三は、伊丹万作の弟子だったのかどうか!
残された文章と証言、そして想像力で検証されていく。
浩三さんも喜ぶ愛ある一冊。


最近みてきた作品展 
ブログ10年! わあ~ _f0032106_22361349.jpg



Co-jin Collection[コジコレ]
会 期|2016年4月6日(水)〜5月8日(日)
10:00〜18:00(月曜定休)

場 所|art space co-jin
(京都市上京区河原町通荒神口上ル宮垣町83 レ・フレール1階)

出展作家(50音順・敬称略)|井上潔、井上広美、大柳憲一、金田尚子、金井幸枝、林川幹雄、小松満雄、瀬戸口友代、玉田雄気、中川淳、中塚季子、長岡麻里奈、長谷川栄子、森田仁美


しょうがいのある人たちの作品展です。
すばらしい!必見です。

会期中にまたいきます。


あと20年はつづけていたいな ブログ「未定稿」 

さあ 書くのよ。
# by anzu-ruyori | 2016-04-16 22:40 | 日々ログ

誕生日につき・・・

数年前から、誕生日には実家に電話する。

「おかあちゃん、私を産んでくれて ありがとう」




 うさぎ         まどみちお

うさぎに うまれて 

うれしい うさぎ

はねても

はねても

はねても

はねても

うさぎでなくなりゃしない 

  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これをいつも、うさぎを「わたし」に変えていってみる。



わたしにうまれて 

うれしいわたし

はねても

こけても

凹んでも

わたしでなくなりゃしない(^O^)


53歳になりました。

健康です。ありがとう。

誕生日につき・・・_f0032106_18275527.jpg

ソウル 曹渓寺(チョゲサ)のホライ(虎) 
# by anzu-ruyori | 2015-12-14 18:33 | 日々ログ
韓国ツアー 3日めの午後は、ソウルにもどって「戦争と女性の人権博物館」へ

ずっと、募金をあつめていたので、正直「いったいいつできるのだろう」とおもっていたが、2012年5月に完成!

決して大きくないが、かえってそれがとてもよく活かされる 
被害にあった女性たちの心によりそう博物館になっていると感じた。

戦争と女性の人権博物館 ↓

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少し、きつい坂道をのぼったところに 小さな入口がある。この小ささがいい。
(長野の無言館の入口も小さかったことを思い出す)

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館内は、日本語音声解説がある。展示の最後に「少女像」が。
「どうぞ少女と話してみてください 少女の声にみみをすませてください」という意味で、
となりの席が空いている。
  
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たくさんの資料の中に、日本人軍人のちいさな手帳があった。鉛筆でちいさな文字が縦書きにしるされている。



○月○日 

きょうは楽しい外出日。

石川といっしょに まづ、朝鮮征伐にいく。

次は、支那征伐だ。一番乗りだった。




手帳には、軍服姿の写真もそえられている。
貴重な記録を提供されたご家族に感謝したい。




企画展示では、「解放をまつ女性たち」と題して、ベトナム戦争での韓国軍による性暴力被害があきらかにされていた。

2015年4月に被害者が韓国を訪れ、水曜デモに参加で 日本軍「慰安婦」被害者たちと出会った。

「私たちは、アジアの戦争が生んだ同じ被害者だと思います。あの方たちは日本軍の被害にあい、私たちは韓国軍の被害に遭ったということです」




この日の夜は、ふぇみんと提携しているインターネット新聞のイルダの記者たちとの韓定食を食べながら交流。30代の女性たちがスポンサーなしで運営している気鋭のジャーナル。
ふぇみん韓国ツアーその4 女性人権博物館と尹東柱文学館_f0032106_22553102.gif





   http://www.ildaro.com/index.html


「韓国では日本に平和のイメージはまったくない。しかし『日本の国民』には期待している。」という発言が印象に残った。

 会食中、40代前半の女性が来年、広島と屋久島への旅行を計画しているという。
なぜ、屋久島かときいたら、「山尾三省さんの著作を読んだから」と。韓国で三省さんの名をきくとは!

ふぇみん韓国ツアーその4 女性人権博物館と尹東柱文学館_f0032106_22594872.jpg















4日め 尹東柱文学館

2012年7月に完成した「尹東柱文学館」

ここも決して大きな施設ではないが、尹東柱の精神性が表現されていてとてもよかった。
この地は尹東柱が小説家金松の家で文友の鄭炳昱と共に下宿生活をしたゆかりの地で、「星を数える夜」「自画像」「たやすく書かれた詩」など代表作とも言えるこれらの作品はこの時期に書かれたと言われています。」
visit korea より引用)

文学館が出来る前から「詩人の丘」と呼ばれていたそうだ。

建物はなんと高台の住宅地のための上水道の加圧場と3つの水タンク。
女性建築家の設計で、鎮魂と追悼の場所としてうまれかわっている。


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観光バスは、青瓦堂(大統領府)見学の観光客のもの。ハイキングの人も多い。
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3つあった水タンクは、一つ目が展示室「詩人の棟」
↓二つ目は天井をあけて中庭「開かれた井戸」
    三つの水タンクは「閉ざされた井戸」拘置所の中のイメージ (映像鑑賞)
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    韓国アート散歩さんのブログより 雪の尹東柱文学館の写真がすてきです。
        http://koreart.exblog.jp/19619602/


展示室には、尹東柱の生家の井戸が展示されている。

  尹東柱にとって「井戸」は大切なキーワード


「自画像」      

 
山の麓をめぐって 田んぼのそば ぽつんとある井戸を
ひとり尋ねて行っては、そっとのぞいて見ます。

井戸の中には、月が明るく、雲が流れ、天(空)が広がり、
真っ青な風が吹き、秋があります。

 そして ひとりの男がいます。
 なぜかその男が憎らしくなって、帰って行きます。

 帰ってから考えると、その男がかわいそうになります。
ふたたび行ってのぞいてみると、男はそのままいます。

 またその男が憎らしくなって、帰って行きます。
 帰ってから考えると、その男がいとおしくなります。

 井戸の中には、月が明るく、雲が流れ、天が広がり、
真っ青な風が吹き、秋があり、
追憶のように 男がいます。

1939年9月           訳詩 井田 泉牧師



↓ 井田泉牧師のブログより転載させていただきました。
http://blog.livedoor.jp/izaya/archives/50696382.html

当時の韓国キリスト教会の状況についての資料も掲載されています。

井田牧師は、君が代ピアノ伴奏拒否裁判(東京地裁2015年10月判決)に陳述書意見書 を提出されている方です。キリスト者として論理的な拒否理由をのべられていて感服しました。

私は以前、井田牧師と京都宇治での尹東柱追悼集会で詩の朗読をごいっしょさせて頂いたことがあります。

 

11月25日のニュース↓

【ソウル聯合ニュース】ソウル・鍾路区は24日、区内にある尹東柱(ユン・ドンジュ)文学館が国家報勲処の顕忠施設に指定されたと明らかにした。 
同館は国民的詩人・尹東柱(1917~1945年)の記念館。
尹東柱は日本に留学し同志社大に在籍中、ハングルで詩をつくったとして治安維持法違反の疑いで逮捕され、1945年2月16日に福岡刑務所で獄死した。 

尹東柱が学生時代に同区内に下宿していたこともあり、2012年7月に水道加圧場の跡地を利用して同館は開館した。
写真や原稿、関連する映像物など133点が展示されている。 

顕忠施設に指定されたことで、施設の改修や補修、顕忠施設であることを示す案内板の設置にかかる費用の一部が国費から支給される。
2015年11月24日15時3分配信 (C)YONHAP NEWS
http://www.wowkorea.jp/news/korea/2015/1124/10156102.html


文学館をあとにして、ホテルにもどり、空港へ。

初日の仁川、ナヌムの家、戦争と女性の人権博物館、そして尹東柱文学館には、ぜひ、来年中にもう一度訪問したい!とおもっています。

ご同行のみなさん、ふぇみんのみなさん、現地ガイドさん、旅行社 たびせん・つなぐさん ありがとうございました。

いい旅でした。宿題いっぱい。















# by anzu-ruyori | 2015-12-01 00:07 | 平和 自由 
韓国ツアー 3日目

ソウルを出て、郊外の高層マンション群と連なる岩山 紅葉を みながら 護政府市(ウィジョンブ市)へ


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米軍基地村とトゥレバン 


2014年6月 
1960年代~70年代に米軍基地村で性売買をおこなっていた女性122人が「外貨を稼ぐために
国が介入して『公娼』のように女性たちに性売買をさせ、定期的に性病検査をするなど、『管理』をおこなってきたことは違法だ」として提訴した。(ふぇみん2014年4月25日号)

ことし9月第6次弁論では、証人のキム・ヨンジャさん(73歳)が25年にわたる米兵を相手にいた屈辱的な体験を証言した(ふぇみん 2015年11月25日号)


基地村で働く女性たちの「相談、余暇、カウンセリング、就労支援」をおこなうNGO団体「トゥレバン」(英名 MY Sister`s Place)  

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トゥレバン 두레박  の直訳は、「井戸のつるべ」 井戸の水を組むための綱と桶だという。
なんて詩的な命名だろう! 女性たちの心の井戸につるべを落として気持ちをくみとる場所だ。


入口 チマリョゴリの女の子たちの絵がかわいい。ここは、なんと 2000年まで「性病検査をおこなう施設」だったそうです。
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素敵な壁画のある玄関ホール  絵画によるカウンセリング、セラピーもおこなわれている
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↑ 米兵がやってきたので、あいさつしてみた 
私「HELLO ~」 

米兵「アンニョンハシムニカ~」

私「 We are Japanese! 」

米兵「こんにちは ありがとう!」


沖縄にもきていたのかな~

女性兵士の姿もみました



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↑これはめずらしい 練炭 연탄  がいっぱい! 
日本では、まったく見られなくなった練炭が、韓国の屋台では活躍していた。
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昼食は、基地村の入口の食堂で「プデチゲ」(部隊鍋)キムチチゲに
ソーセージが入ってる!(かつて米軍基地の払い下げ品だったから)
インスタントラーメンを煮込む


トゥレバンの所長、ユ・ヨンニムさんは、「これは軍国主義をなくすための活動、国のために軍隊はある。」といわれた。教会の信徒活動のひとつとして基地村の女性支援をはじめられたそうです。
「性売買がドイツでは2000年に合法化されたというが、実際に政府登録した人は3人だけ。結局、国が国民を守る責任を放棄したこととなる。
ポイントは、自ら性売買を生活の糧に選択したとしても『やめたいと思ったときにやめられるか』だ」といわれた。

韓国米軍基地村で生まれた米兵との子どもたちが、70年~80年に国家事業として海外養子縁組されていったことも大きな問題だ。


基地村で働く女性たちと子どもたちのことが、韓国の女性監督による映画となっている。

3本とも以前みたが、かなり詩的で哲学的で、難解。現地を訪問して今また、みてみたいと思う。


蜘蛛の地
http://www.yidff.jp/2013/ic/13ic13.html

アメリカ通り
http://www.yidff.jp/2009/cat043/09c060.html


「女性と孤児と虎」
http://wan.or.jp/article/show/1974 ← 岡野八代さんの映画評








# by anzu-ruyori | 2015-11-30 17:20